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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのnozomiのレビュー・感想・評価

4.3

マサチューセッツ工科大学の数学科教授、ジャラルド・ランボー(ステラン・スカルスガルド)は数学科の学生達に難問を出し、答えが解った者は、廊下にある黒板に答えを書くように促す。

ある日、その黒板に正解を書いた者がいたが、答えを書いたのは数学科の学生ではなかった。大学の清掃員のアルバイトとして働く孤児の青年ウィル・ハンティング(マッド・デイモン)だった。

彼の才能を見出だしたランボーは、彼に興味を持つものの、ウィルは少年時代から暴力やケンカが絶えず、鑑別所入りを繰り返す素行の悪い青年だった。

ランボーはウィルの更正のため、何人もの心理学者に診てもらうが、心理学者達より上手なウィルにあしらわれてしまう。

最後の手段としてランボーは、学生時代のルームメイト、ショーン・マグワイア(ロビン・ウィリアムズ)にカウンセリングを依頼する。

「ドラッグストア・カウボーイ」「エレファント」などの作品を手掛けたガス・ヴァン・サント監督によるドラマ映画。

何回も観てるのに、本当に色褪せない名作。久々に鑑賞したのでレビュー書きます^^

自分の過去を乗り越えられないウィル。それを見抜き、少しずつウィルと打ち解けていくショーン。その過程が丁寧に描かれている所は今作の良い所だし、ウィルの周囲の人々の葛藤もうまく描かれている。その脚本を書いたマット・デイモンとベン・アフレックも凄い。

才能を伸ばすことも勿論大事なのかもしれないけど、それ以上に大切なものがあると、ショーンはウィルに伝えたかったのでしょうね。心温まる名作なので、観てない方がいたら是非観て欲しい作品。
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