ビリケン

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのビリケンのレビュー・感想・評価

4.0
荒っぽくも人間味溢れるヒューマンドラマ!
こんな青春したくなる作品!

キーワードは、才能と心
とある大学の廊下に、数学の難題が提示された。
「この問題を解けた者は、名誉な学位を与える」と…。
そしてある日それが何者かによって解かれているのだが、その意外な犯人に物語が発展していく…。


この作品の好きなポイントは、荒っぽくでアメリカンな雰囲気。
スカイラーとのデートシーンやハーバードの飲み屋でのやり取り、バスケットコートの喧嘩などが映画の雰囲気を作り出していて、ウィルの境遇を象徴している。
そして天才であるにもかかわらず喧嘩や犯罪に明け暮れ、人並みにも劣って心を通わせられないウィルに人間味や愛しささえ感じるところがこの作品の見どころだろう。
特にショーンとのやりとりで、二人の見えない心のキャッチボールには大人の描写だなと感じた。

そして最後は大手企業に就くと思いきや、スカイラーの元へ車を走らせるシーンで終わる所も心動かされるファクターである。