なつみかん

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのなつみかんのレビュー・感想・評価

4.0
2回目
2022/2/20
@アマプラ
久しぶりに鑑賞
親友同士のマット・デイモンとベン・アフレックが描いた脚本が実際に映画化したことで有名な名作

才能や天才の活かし方、人生をどう生きるのか、自分にとっての幸せとは何なのか、殻の破り方・破らせ方、素直になる勇気とか色々考えさせられる映画

本作の主題とはずれるかもしれないが、社会人になって、今後の人生の選択肢を色々考えていた今に観た今作は、大学時代に観た時とは違う見え方をした
今の道を捨てるのは勿体無いとか、諦めたら絶対将来後悔し続けるとか思う一方で、今後何十年と生きる保証もないのに、将来の為に今を捨てるのはどうなのかとか色々考えていたので、状況とか才能とかは自分と雲泥の差はあるけれど、今を変える勇気を持てず、目の前に広がる選択肢に飛び込めないウィルの気持ちはすごく共感できた
人生を満足して生きる上で一番大事なのは、自分自身がどうしたいのか、何をしている時が幸せで楽しいのかに基づいた判断ができることだと思うけど、それを見つけるのって本当に難しい
その点で、紆余曲折しながらも最後は自分にとって一番大切なものに気づいて人生を方向付けできたウィルはすごいし見習いたい

やっぱり私はチャッキーが好き
親友であれば側でずっと過ごしたいのが本音だろうけど、地元に後ろ髪引かれる彼にあえて地元を出るという選択肢しか与えず、お尻を叩く愛のある言葉
最後のお迎えのシーンのなんとも言えない寂しさ、嬉しさ、安堵全てが混ざった表情は役だけじゃなくて本当の親友だからこそ出たものかなぁと思ったり

たまに観たくなる名作です

1回目
2017年8月
@午前10時の映画祭
備忘録
なつみかん

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