MARUKO

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのMARUKOのレビュー・感想・評価

4.4
″心を開く″という点で自分と境遇がにていて、説教臭さすら感じる。
決して映画を批判するわけでも、もちろん自分が天才だと言っているわけでもない。

ある程度羨ましがられる頭をもっていて、ある程度の人間関係を持っている。
でも自分でも自覚している、心を開ききっていないこと。
そして今、いっそ開いてしまった方が楽であることを分かっている自分には、ショーンの心を開くことについての語りは、耳が痛くなる程説教臭かった。

わかってる、でもできない。なんでできないかといわれても…。
ウィルの弱味とは違うけど、形の違う自分の弱みが、自分とウィルを重ね合わせる。

だから、教授の腕の中で涙を見せられたウィルが、羨ましくてたまらない。

自分の境遇をツラツラ書いたが、そうでなくても心を開けずに、涙を流せずにいる人は多いんじゃないかな。
この作品はそんな人の心に届くものが大きいと思う。

全てはきっかけだけど、ウィルが恵まれていて、救われた気持ちになれなかったのも正直なところ。そんな出会いがあったらなって。

p.s.セリフがいちいち良い。
ベンチのシーンのセリフと撮り方の衝撃が忘れられない。