通りすがりのナポリタン

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

4.8
優しくて前向きになれる良い映画でした。マット・デイモン若くて可愛い!

マサチューセッツ工科大学の数学教授、ジェラルド・ランボーは数学科の生徒たちに、解けたらノーベル賞物の代数的グラフ理論の難問を出す。優秀な生徒達が解けなかった問題だったがある一人がそれをいとも簡単に解いてしまった。その人物は大学生ではなく、大学構内で清掃のアルバイトをしている孤児のウィル・ハンティング(マット・デイモン)だった・・・

ウィルが精神分析学者のショーン(ロビン・ウィリアムズ)と出会い、自分をわかっていくのも映画の良いところの一つだけど、主人公だけでは無く登場人物達が前向きになっていくのが凄く良かった。小さなきっかけから人生を大きく変える人もいるけど、小さなきっかけを大切にしながら今を幸せに生きている人もいると思った。
ウィルは天才で共感できないところもあるけれど、自分の意思がある1人の青年だと考えると、素直になれない恋や自分とは違う友達など若い人達にほど共感できることがたくさんあると思う。

ショーンのウィルにかける言葉が愛に溢れていて良いし素晴らしい言葉ばかりだった。幼少期に虐待を受け愛情を知らないウィルに精神分析学者という枠を超えて、友達として真剣に向き合っていた。ウィルの友達達も良い奴ばかりで、彼らの方がこの作品の中の誰よりも人生を知っていたりする。

ラストあたりのシーンは胸に込み上げてくるものがあって泣いてしまった・・・(最近流した涙でいちばん綺麗笑)
自分自身が歩みたい道を決め、歩む大切さ、そして友達の大切を痛感させられる映画でした。