グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの作品情報・感想・評価

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち1997年製作の映画)

GOOD WILL HUNTING

製作国:

上映時間:127分

ジャンル:

4.1

「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」に投稿された感想・評価

最近、ホラーとかグロに偏ってだいぶ汚れてきたので、 浄化しなきゃと借りてきた。

感動の名作と聞いてはいたけれど、エンドクレジットの向こうで走り続けるオンボロ車を眺めていたら、いろんな思いがこみ上げて泣けてきた。

久々に映画で泣いちまったっぽい。
しかも元気までもらったっぽい。

しっかり感動、すっきり浄化、そんで元気も出たよ!
ってなことで、久々に良い映画観たなって感じなのでありました。


あらすじ。
天才的な頭脳を持ちながら、あるトラウマから心を閉ざしていた青年(ウィル)が、同じく失意の中にいた心理学者(ショーン)との出会いをきっかけに、次第に心を開き、トラウマを乗り越え、愛や友情、信頼を知り、成長してゆく姿を描いた物語。


ーーーー以下、ネタバレあり----




思うに、小さな世界の殻にこもっていたのはウィルだけじゃないよね。

ウィルをセラピーする心理学者ショーン自身も、妻が死んでしまった小さな世界から抜けだせずにいたわけで。

そして、この映画に登場する他の面々もまた同じではなかったかと。

ウィルの才能を見出したランボー教授も、学術賞の栄誉という見栄の殻から抜け出せずにいたし、ウィルの親友チャッキーも、ウィルを愛するスカイラーも皆、各々の小さな世界の殻の中にこもっていたように思われ。

ウィルが成長していく姿は言うまでもないけど、ウィルの周囲の面々が、ウィルを救おうと手をさしのべることで変化し、成長していく姿もまたジワリ感動であります。

恋人スカイラーはウィルを想って心の底から愛を叫んだし、
チャッキーも親友だからこそウィルを突き放した。

チャッキー(=ベン・アフレック)! ラストのニヤリ顔、最高かよっ!

ウィルの成長から、ランボー教授も心理学者ショーンも各々の小さな世界から飛び出すきっかけを得る。

ウィルだけじゃない、皆、殻を破って成長していく!

それがこの映画の醍醐味であり、ラストのウィルの旅立ちを、より感動的なものへ導いていると思ったっぽい。


そしてウィルの旅立ちとは、果たして何だったか。


今の自分にとって一番大事なものは何か、一見簡単なようで、でもこれまで出せなかった答えを、ようやく自分の力で見出し、その答えに向かって走り出したということ。

その向かった先は恋人スカイラーだったわけだけど、ウィルは単に恋人に逃げたのではなく、深く、強い決意から自分で出した答え、自分の人生、自ら選択した未来へ向かって旅立った。

ラスト、走り続ける車の先には、どこまでも道が続いているように見えたよ。
これからの彼の人生を象徴するかのように。

喜びや成功だけでなく、悲しみや挫折、苦難の人生も待ち受けているんだろな。

それでも決意し、殻を破り、大きく広がった未来へ旅立った若者の姿に、ただただ感動し、涙がジワリと滲んだのでありました。

エンドロールの向こうで走り続けるオンボロ車を見つつ、

行け! 行け! 未来へ向かって、そのままずっと走り続けろ!!

って、心の中でエールを送ってました。



そして、これって、今の自分に「おーーーい」って問いかけられているような気がしてならず...

何か、自分でも気付かないうちに小さな世界を作ってしまい、その殻の中で、何とも釈然としない、モンモンとした日々を過ごしてはいないか?

いつの間にか平坦な道を好み、守りに入ってしまっていたのでは?

でも、ちゃんと問題と向き合って、一歩踏み出せれば、たとえ中年サラリーマンでも世界はもっと広がっていくんじゃないかと。

小さなことでも旅立つきっかけと勇気さえ持てれば、思春期だって、おじさんになったって、いつだって、誰にだってできる!!


この春の組織変更で、あれこれテーマも増えたし、業務はヘビーになったけど、でもやるしかないよね。

新入学や新生活、その他この春いろいろ変化があった皆さん、めげそう...って落ち込んでる人は、ぜひこの映画でも観て元気もらってください。
(ホラー・グロの見過ぎで汚れてる人は合わせて浄化もどうぞ)

一歩踏み出す勇気さえ持てれば未来は明るい!
負けずに明るく頑張っていきましょう!
僕も悪くないんですか?

このレビューはネタバレを含みます

これも好きだなぁ
ベンアフレックってこんないい脚本を書くんだね
ロビンウィリアムスがすばらしすぎる。
天才だけど仲間を捨てきれないマットデイモンが切ない。
エンディングでマットデイモンの家に行っても、マットデイモンがもういなくて、それに気づいた時のベンアフレックの表情が何とも言えなくいいんだよなぁ。
もしかして、あの芝居をしたくて脚本を、、、!?

2016
じゅん

じゅんの感想・評価

4.0
言葉が心にすごく響いた。

人生の節目を過ぎる度に、より深く沁みたり、違う言葉が響く気がする。

歳を重ねてからまた観たい。
1997年公開のこの映画。僕が中学2か3年の時に見たのかな。当時、レンタルビデオ屋に毎週のように通っては少ない小遣いでなにを借りるか吟味したものだ。マット・デイモン、ベン・アフレックといえば当時めちゃくちゃ勢いがあって新世代代表みたいな俳優だった。それに、ロビン・ウィリアムズなんだから無敵なキャスティングだった。
あれから約20年。この映画のストーリーは全然思い出せないのに、面白かったことだけは覚えているという状態でここ何年も過ごしていた。
個人的に最近、ロビン・ウィリアムズブームで彼の出演作を連続してみている流れもありこの映画をとても久しぶりに見た。

冒頭から、若かりしマットとベンの絡みで懐かしさと共に嬉しさが込み上げてくる。マットの天才的かつやんちゃな姿にカッコええな〜と惚れる。
改めて見て印象的だったのは、マットの彼女の魅力的な振る舞いについて。いわゆるブロンドの可愛らしい女の子ではなく、自立していてユーモアがあるしっかりとした女性像で素晴らしい配役だと思う。

ストーリーは完璧で、マットがついに感情を崩壊させるシーンは多分20年前と全く同じように感動している自分がいた。
「君は悪くない」と繰り返し言うたびにマットの殻が一枚一枚剥がれていくのが目に見えた。映画史に残るシーンだと思う。
終わり方も綺麗に落とし所を見つけているし、エンドロールに延々と車を走られる映像をバックにするのも粋な演出だった。
素敵な二時間を過ごしました。
nakata

nakataの感想・評価

3.1
良い映画だとは思ったけど、あんまりおもしろくはなかったかなぁ。
Ns

Nsの感想・評価

4.2
記録
使い古された言葉だけど、人は肩書きや見てくれなんかじゃなく中身が大事なんだと改めて教えてくれている。あの赤いおんボロ車を見てつくづくそう思う。側はどうでもいい、エンジンが要なんだな。

このレビューはネタバレを含みます

観賞後は爽やかな風が心にそよぐ
青春、ラブストーリー、友情、成長と、様々な要素がバランスよく混じりあっている

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の主人公のような、いや、彼よりも更に上を行く天才の若者ウィル(マット・デイモン)の、孤児として虐待されながら育った故に歪んでしまった性格が、カウンセラー(大学教授?)のショーン(ロビン・ウィリアムズ)との長期のカウンセリングを経て変化していく様が最大の見所

ショーンもまた第二の主人公だと思う
最悪の妻を亡くして、ただただ人生を消耗させていたところを、ウィルに刺激を与えられて、終盤では教職を休み旅に出る準備をしている様子が写し出される

社会ヒエラルキーの下部と上澄み(高学歴)の対比も興味深いところであり、知能は完全に天才といえるレベルのウィルが落ちこぼれの不良たちとつるんでいるのも面白い(ウィルは誕生日プレゼントとしてオンボロだが車を貰ったりして、その絆は深い)
「あなたに会えてほんとに良かった」っていうキャッチコピーは完全に小田和正。
映画が好きになった映画。
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