和製ジョージ

沈黙の聖戦の和製ジョージのレビュー・感想・評価

沈黙の聖戦(2003年製作の映画)
3.0
セガールの作品にわたしは何を求めていたか…
それは他の作品では味わえない主人公の圧倒的強さではないでしょうか。
どんな極悪人でも、どんな苦しい訓練を受けてきた屈強な戦士たちも、セガール拳(合気道がベース)と流暢な日本語の前では、まるで赤子のように泣きじゃくる。
この”ハラハラドキドキ一切なし”の掟破りのヒーローモノがセガール作品の魅力だろう。

だいたいテロリスト?にさらわれた、お年頃の娘さんに「きっとパパが助けに来てくれるから大丈夫マイ・フレンド」なんて言われる親がこの世の中に存在するでしょうか。
それはもはやファンタジー。
さらに今回は”立ち技最強”のムエタイを相手にセガール拳が大爆発。
監督がチン・シウトンと言うこともあり、アクションもなかなか冴えていて見ごたえは十分です。