ダース米田

スター・トレックのダース米田のレビュー・感想・評価

スター・トレック(2009年製作の映画)
3.8
JJエイブラムス監督によるSF超大作!!
23世紀の世界を舞台に、地球を襲う脅威との対決や、ジムとスポックという二人の男の成長を描いた作品です。

晴れてスターウォーズ フォースの覚醒の監督に任命されたエイブラムス氏。
本作では彼の監督としての手腕と、自身のスターウォーズファンっぷりが見事に彩られています。
また、宇宙SFの要である迫力ある宇宙の映像も申し分なく、SFファンは絶対に見逃せない内容となっています。

クリス・パイン演じる主人公ジム・カークは行動力と大胆さが売りの若者で、周囲からの反発も多いが頼れるリーダー気質を持っている。
ザッカリー・クイント演じるスポックは地球人とバルカン人のハーフであり、常に沈着冷静で論理的な思考の持ち主。

この二人の織り成すドラマは本作の見どころです。
特にスポックは劇中で何度も感情を揺さぶられる事態になり、バルカン人らしさと人間らしさの双方の姿が描かれていた印象です。
また、悪役のネロはスポックと同じ祖先を持ちながらも非常に感情的かつ好戦的な性格であり、スポックとの対照的な部分が目立ちます。

作品そのものは、困難を乗り越え頼れる船長へと成長していくジムがメインになっていますが、ストーリーにはスポックの存在が大きく関わっており、物語の中心にいるのはスポックの方。こちらもまた人間的な成長が描かれています。
この両者の描き方とキャラ分けが絶妙であり、悪役のネロも含めた三者の関係性は、ストーリー的にも作品的にも非常に重要なものとなっています。

以前からスターウォーズの大ファンと言われていたエイブラムス氏ですが、劇中にR2-D2をこっそり登場していたり、氷の惑星で巨大クリーチャーに襲われたりする等、
スターウォーズファンのアピール具合もしっかりと組み込まれています(^^;