たけちゃん

スター・トレックのたけちゃんのレビュー・感想・評価

スター・トレック(2009年製作の映画)
4.3
宇宙、そこは最後のフロンティア……


J・J・エイブラムス監督 2009年製作
主演クリス・パイン、ザッカリー・クイント


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、8月19日は何の日だと思います?

……
………
…………

はい、正解!
「俳句の日」ですね(ˆωˆ )フフフ…アタッタ?
俳句の映画なんて、あるんじゃろかい……と探したところにありました。「恋は五・七・五」!なんて素晴らしいタイトル。俳句甲子園を舞台にした話のようだけど、何となくストーリーは想像つくね。でも、いいよ!俳句甲子園とか好きだし、プレバトとか、めっちゃ面白いよね( ˘ ˘ )ウンウン

って、たけちゃん、映画、違ってるよ……




ゴメンなさい!
間違いました!
そうそう、今日は「バイクの日」でした!
そうでしょそうでしょ~。
もう、早とちりで😔💦
バイクの映画と言えば「イージーライダー」。
うんうん、前回のレビューが「明日に向かって撃て」ですからね。アメリカン・ニューシネマ括りで、バッチリ!

って、キミキミ、それ、レビュー済よ。バッチリジャナイ




すいません。
また、違いました。
だって、今日は絶対に「何それ?」って言われるやつだもん( ̄^ ̄゜)💧

はい、言います……
今日は「パイク船長の日」なんです~\(^o^)/

………?
………??
………???
聞こえてきますね~。
ん?なんじゃそりゃ?の連呼が。
でも、いいんです。
所詮、レビューなんて自己満なんだ←ヒラキナオッタ


あと、これはどうしても伝えたい!
今日はスタートレックシリーズの生みの親"ジーン・ロッデンベリー"の誕生日でもあるんです。
その意味でも、今日は「スター・トレック」をレビューしなければなりません( •̀ω•́ )و✧
あっ、「新スタートレック」のライカー副長役ジョナサン・フレイクスも今日なんですよ!





【とりあえずパイク船長】
まずは、パイク船長って、誰?ですよね。
スタートレックを多少知ってるよ~って人も、パイク船長は知らないかも。

パイク船長は、オリジナルの「宇宙大作戦」で、カーク船長の前にエンタープライズ号の艦長だった人。パイロット版の「歪んだ楽園」で登場し、そこでは2代目の艦長役でした。ちなみに、カークは3代目。

カークは今作でもパイク船長から艦長の座を譲られます!

そして、「宇宙大作戦」の10年前という設定で、現在、放送中の「スタートレック:ディスカバリー」では、メインキャラの1人として登場!
これはかなり嬉しかったです。
ドラマでは、エンタープライズ号から一時的にディスカバリー号の艦長となります( ˘ ˘ )ウンウン
このテレビシリーズは、ドラマークスの方にレビュー済なので、興味があれば覗いて見てください(^-^)
早く新シリーズ来ないかなぁ……。



そして、ジーン・ロッデンベリー。
この人がいなければ、スタートレックは生まれなかった!
B-17のパイロットや警察官を経て、脚本家になるなど異色の経歴を持っています。その中でスタートレックの構想を練り、先のパイク船長が出る「タロス星の幻怪人」の脚本ではヒューゴー賞映像部門の受賞もしています。
ベトナム戦争などに対する社会批判などもSFでカモフラージュしたことにより、より深みのある世界観を生むことに繋がりましたし、また、様々な宇宙人の姿を借りて、現実の人種問題などに対するメッセージを盛り込み、時代を超えた深みのあるストーリーが生まれました。
その世界観を共有するスピンオフシリーズも多く、また、トレッキーと呼ばれる熱狂的ファンもいて、スターウォーズシリーズとは別の意味でエポックメイキングな作品でしたね。





さて、映画です。
スタートレックシリーズとしては、劇場版11作目となります。しかし、10作目までとは違い、若きカーク船長が登場する話で、いわゆるリブート版でした。

「宇宙大作戦」から始まるオリジナルシリーズの歴史を正史とすると、このJ・Jのシリーズはタイムラインが変わった平行世界となっています。
登場する船の名をとり「ケルヴィン・タイムライン」と呼ばれ、昔のシリーズとは話や設定が変わっています。
だから、多少辻褄が合わなくても良くなったのは、狡いというか、上手いなぁと思いましたよ( ¯−¯ )フッ


そのため、旧シリーズを知らなくてもある程度楽しめるんですが、知っている方が、当然より深く理解出来て楽しい😊

例えば、種族名。
スタートレックには、地球人に加え、バルカン人、ロミュラン人、クリンゴン人など、宇宙の様々な種族が登場するのですが、今作も、バルカン人とロミュラン人が登場します。

バルカン人は感情よりも論理を重んじる種族で、知識を深め、争いを避けるなど、論理により自分たちを進化させました。ミスター・スポックが有名です。

実は、元々バルカン人と同じ種族であったロミュラン人は、バルカンと別れてからは、閉鎖的で秘密主義な発展をした種族。

今回は名前しか出ませんが、クリンゴン人と言えば戦闘民族。カブトガニのような額を持ちます。「新スタートレック」のウォーフが有名かな?


シリーズでは他に、カーデシア人やボーグ、フェレンギ人、アンドリア人など多岐に渡り、さらに、シェイプシフターの流動体生物や時空連続体のQなど、面白い者がたくさん出ます。まぁ、そうだから、敷居も高くなるんだけどね( ¯−¯ )フッ



今作は、先にも書きましたが、ロミュラン人により変えられてしまった時間軸の中でのエンタープライズ号の取組です。

その始まりがオープニングで描かれます。
これは本当に素晴らしいオープニング。
オープニングで登場する船はU.S.S.ケルヴィン。
カークのお父さんが乗船していました。
カークはお母さんのお腹にいます。
お父さん役は、まだ駆け出しだったクリス・ヘムズワース。これがハリウッドデビュー!

そんな時、突然の攻撃にあい、艦を捨てることに。
緊張感が溢れますよね。
オープニングがクライマックスかという感じ。
男の子の出産と父の死。
わずか12分の艦長で、800人を救う。
艦隊史に残る歴史的英雄!
つかみはバッチリ!


カーク船長の役はクリス・パイン。
クリス・パインも今作でブレイクしましたね。
個人的には彼のカーク船長は気に入っていたので、4作目も続投して欲しいなぁ。


今作のキモは、2人のスポックの登場ですね。
ネタバレになるので、これ以上は書けませんが、若きスポックはザッカリー・クイント、老スポックは、もちろんレナード・ニモイが演じますが、これは感動したなぁ!


他に、サイモン・ペッグ、ゾーイ・サルダナ、惜しくも亡くなってしまったアントン・イェルチン、そして、昨年「search」の活躍も記憶に新しいジョン・チョーなんかも出ています。今思うと中々のメンバー。

そのジョン・チョーの演じた役はヒカル・スールーと言うんだけど、吹替版はミスター・カトウと昔ながらの呼び名になっていて、そういうところ、好きなんだよな(ˆωˆ )フフフ…
今作は吹替版がおすすめですよ( ˘ ˘ )ウンウン




おまけのプチ音ネタ💩ウンチクンです!
カークが車を盗んでかけるのは、ビースティ・ボーイズの「サボタージュ」
ビースティ・ボーイズ1994年のナンバー。
映画は2200年代なのでかなりのクラシック(笑)



パイク船長については、それ以上掘らなくてもいいけど、スタートレックはどうも……というみなさん、ぜひ、今作だけでも観てみて!
僕は今作があったので、J・Jのスターウォーズには期待しか無かったですからね。
エピソードIXも信じてるよ( •̀ω•́ )و✧