ニクガタナ

いけちゃんとぼくのニクガタナのレビュー・感想・評価

いけちゃんとぼく(2009年製作の映画)
3.4
西原理恵子作品は好きだが、泣ける名作とされる本作の原作マンガはあまりピンと来てなかった。そんなに泣けるかなぁ?と自身の感受性を疑ってしまう。まずあの原作でよく映画になったなと感心する。けっこう原作に手を加えており、作中のエピソードを活かしながら少年の成長を軸に構成し直した感じ。原作より感動できる気がする。CM監督の作品だけにテンポ良くて観飽きない。主人公の子役がわざとらしくなく生き生きしてて好感度高い。いけちゃん役の蒼井優の声が作品の品格を上げてる。柄本時生や池松壮亮など端々まで気の利いたキャスティング。岡村隆史のあずき洗いもそこそこイケてる。いけちゃんの実存感というか、身もふたもない言い方するとCGの出来と馴染みもまあまあ。
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