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Mの物語のtのレビュー・感想・評価

Mの物語(2003年製作の映画)
4.2
「美しき諍い女」でエマニュエル・べアールを彫刻のように撮っていたリヴェットは禁欲的な作家と思い込んでいたが、かなり官能的な内容。だがこのオカルティズムや幻想は紛れもなくリヴェットの作品だし愛を描いた傑作であった。
時計に囲まれた部屋、呪文や儀式、「マダムX」、そして映画史レベルに可愛い猫、といった装置で否応なくアガる。
とりわけ「禁じ手」以降の展開がすばらしい。
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