ともしは

シェルブールの雨傘のともしはのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
4.4
人は
誰かの傘から逃れたくて
誰かの傘に入りたくて
誰かの傘になりたくて
な作品

余談ですが、傘についてはサンボマスターの「傘になりたかった」という曲には非常にお世話になった時期もございました、はい。(笑)

そういえばミュージカル映画で全部の語り口がミュージカルなのは初めての鑑賞でした。
自分が知るミュージカル映画は必ず「喜や楽」がありましたが、本作はなんとも静かな、そして哀しいような語り口に溢れていて新鮮なものとなりました。


内容は、ああ!こういう展開のやつぅ!!と、あるあるな感じで観てましたが、そうしたなかで差異を生まなきゃな恋愛映画は難しいな、と。
そんでもって、「おいこら兵役ぃ!!」という兵役の活躍っぷりは、「ニュー・シネマ・パラダイス」も思い出してしまいました。

遠くの誰かより、近くの…切ないぜ。


色彩の鮮やかさと対照的な、哀しく切ない音楽が際立ってました。
もちろんカトリーヌ・ドヌーヴの美しさも際立ってございました。


久々に良いモヤモヤを抱えるラスト!
というか、そのシーンに至るまでのすれ違いと、それからの光景と音楽のギャップ。

自分としては主人公に、
傘をさしてあげたかったな。
そんな作品でした。