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シェルブールの雨傘のくまねこのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
3.8
「シェルブールの雨傘」(1963年、仏)デジタルリマスター版をAmazonプライムで視聴。5年ぶり3回目。

台詞なし、全編歌による会話で紡ぐ恋愛ミュージカルの名作。本作の成功はミシェル・ルグランによるメインテーマの切なくも美しい旋律の勝利の賜物。

1957年、港町シェルブールに住む20歳の自動車整備工のギイと17歳のジュヌヴィエーヴは結婚を誓い合った恋人同士。アルジェリア戦争の徴兵のためギイの元へ召集令状が届く…。

衣装、部屋の壁紙、セット等、細部まで原色を基調とした色彩豊かな美しさが印象に残る。60年前の映画とは思えない程に美しい。

第一部の終盤、停車場での別れのシーンは胸が締め付けられるほどに切ない。

言うまでもなく、フランスの大女優、若き日のカトリーヌ・ドヌーブの美しさも印象的。(現在のカトリーヌさんの横綱級の大物感と比較すると色々と味わい深い…)

ラストのガソリンスタンドでのかつて恋人同士だった2人の偶然の再会がせつなすぎる。選ばなかった生き方への切望、未練、そして同時にそこに存在する幸福な現実…。

「ラ・ラ・ランド」が本作の強い影響下にある事を再認識した。


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(2014/4/1 ツイートより転載)
WOWOWで録画した「シェルブールの雨傘」(1964)を初めて見た。台詞なし、全編歌いっぱなしの悲しい恋愛ミュージカル。衣装、セットが色彩豊かで50年前の作品とは思えない。カトリーヌ・ドヌーブの美しさは本作の見所。テーマ曲が本当に切なくて泣きそうだった。思春期に見たかったな..。
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