キミシマユウキ

シェルブールの雨傘のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
3.5
アルジェリア戦争ただ中のフランス。港町シェルブールに住む20歳の自動車整備工ギィと17歳のジュヌヴィエーヴは結婚を誓い合った恋人同士だったが…

1964年フランスのミュージカル映画
カンヌ国際映画祭のグランプリを受賞!
『ラ・ラ・ランド』のオマージュ元にもなっているということで鑑賞。


「ミュージカルって突然変なタイミングで歌いだすから苦手なんだよねぇ〜」


と嘆くそこの貴方!
この映画がオススメですよ!(大嘘)
何てったって最初から最後まで歌ってしかないからね!途中で歌いだすっていう概念がありません!セリフ全部歌です!
正直この斬新な構成に慣れるかどうかでだいぶ評価は左右されると思うのだが、個人的にはイマイチ…。
これが歌だ!!!というキメキメのカッコイイ楽曲がなく、例えば

「お腹空いたぁ〜〜♪」
「そうなのねぇ~ご飯炊けたわよぉ〜♪♪」

みたいなふっつーの会話も無理やり歌にしてるからそこまで好きになれず、、、
もちろんその技術の素晴らしさや芸術性は評価すべきなのだけど好みではなかった。
ただし、背景や衣装デザインのビビッドな色彩は素晴らしくおとぎ話を見ているよう!
そしてなによりその切ないストーリーも『ラ・ラ・ランド』のそれを彷彿とさせてよかった。


主演はカトリーヌ・ドヌーブ。
えぇ!!めっちゃ美しい!!絵画かよ!
劇中男が
「聖母マリアのようだ……」
と呟いちゃうくらい綺麗です。ほんとそう思いました。
聖母マリア生で見たことないけど。
あとはフランスの知らん人たちです。
みなさん半端なく歌がお上手なんだなと思っていたら全員吹き替えで歌だけプロの歌手がやってるそうです。
うん、なんかそれも微妙やな。

ミュージカル映画の大御所として抑えておきたいフランス映画!
ですが!個人によって好き嫌いが結構別れるんじゃないでしょうか!?

ミュージカル映画好き、フランス映画好き、そしてぇ〜...♪*゚全セリフが歌でも違和感ない方にはぁ〜♪♪オススメぇ〜⤴️の作品〜ッッアァーーッッ!!
はい。