名作らしいけど、残念ながら2018年ともなればこんなもんかって感じ。60年代に出て来た時には、展開や演出も色々新しくて新鮮だったんだろう。
最初から最後まですべてのセリフが歌に乗せられるんだけど、いわゆるミュージカルとは少し違う趣向。
話の筋としてはすげー乱暴に言うと、金か恋かっていう悲恋のお話。残念ながら50年経った今においては散々使い古されたテーマではあるし、歳をとると感度は下がる。20代とか若いうちに観るともっと心揺さぶられたかも。
でも最後のシーンは切なさにグッと来た。ノスタルジィに想いをはせながら、それぞれの選んだ幸せを全うする。最近の作品で言うと、暗めのララランド的な?ニューシネマパラダイスにもある要素。使い古されたとは言え、嫌いじゃない。