Otun

シェルブールの雨傘のOtunのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
4.1
フランスの大々女優カトリーヌ・ドヌーヴ、があの是枝監督の次回作に主演すると言うので、久しぶりの再見したのです。
『シェルブールの雨傘』。
ジャックドゥミ監督のお洒落度1000%な独創性、全ての調和を計算し尽くされた整合性のバランス。
これは、もー、凡人代表の私が改めて触れる事ではないでしょう。

ただ、再見で一番感じた事は、フランスの大々女優カトリーヌ・ドゥヌーヴぅ。彼女の在りし日の美しさは勿論の事。大好きですよ、そら麗しのドゥヌーヴぅ。ピチピチのドゥヌーヴぅ。
そやなくて、最近のカトリーヌさんと、この時のカトゥリーヌさん。
流石の大々女優も近頃は寄る年波。歳と共に皺は増え、年々一回り大きくなる松坂慶子化が進行していることは否めませんが。
その、彼女の持つ気品とでもいいますか。上品さですかね。いや、女優魂か。
老いてもちゃんと緊張感や、誇りを持ってイル様に見えます。
wikiると今年齢は74とか。マジか。
いやいや、やはり魅力的だなと思う訳です。この映画を観て、改めて現在のドゥヌーヴさんを考えた時に。
だから、人としてそうありたいな、と。自分も。メンズですが、私は。ドゥヌーヴぅ先生からすると小僧ですが、私なんて。
匿名でこんな勝手な事書いてますが、もし実際ドゥヌーヴ師匠目の前にしたら
『あ。ボ、ぼんぢゅールゥ。ま、まマダム、ドゥヌーヴぅ師匠。あ。』、とか言いますけど私。



だので、是枝監督の海外俳優による新作も私は相当に期待しております。
間違っても、ポンジュノ監督の『スノーピアサー』みたいにはなってくれるな。
切に、お願い申し上げます。
Otun

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