KAYUPAN

シェルブールの雨傘のKAYUPANのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
5.0
傘屋の娘とその婚約者の兵役で運命が引き裂かれるミュージカル。要所だけではなく全セリフが歌で、序盤は抵抗があるが、BGMと一体化した組曲のような感じが心地よく、だんだんと引き込まれる。また、口語特有のリズム、語のアクセントに引っ張られて変化するフレーズがアドリブのように不定形で光る瞬間がある。シャンソン+クラシック的なメインテーマが、ベタベタにクサくて非常に良く(笑)、シナリオを超えて全部持ってかれる。カラフルな服や背景も印象強く絵画のよう。構造、コンセプト、シナリオに至るまで"ララランド"の完全に元ネタで、元ネタには元ネタたる説得力がある。