姫

シェルブールの雨傘の姫のネタバレレビュー・内容・結末

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

45周年ということでデジタルリマスター版がリバイバル上映されていました。
母の大好きな映画です。

カトリーヌドヌーヴの美しさ、洋服、街の景色、部屋、ミシェルルグランの曲

それだけで価値がある。
ストーリーなんておまけでもいい。

最初から最後まで歌ってる映画はこの作品くらいらしい。普通のミュージカルと違って、台詞もすべて歌ってます。

「悲恋の名作」という感じに言われていますが、私から言わせてもらえば、ハッピーエンド。

最後のガソリンスタンドのシーンであんなにも美しい女性で現れることができたのは、紛れもなくあの宝石商のおかげ。

そして宝石商と結婚するのに悪いところが一つも見当たらない。
宝石商はお金持ちで、紳士で、イケメンで、愛してくれていて、お腹の子供が別の男の子供でも結婚しよう、二人の子供にしようと言ってくれて、潰れそうな実家の傘屋まで救ってくれて、将来性がある、そして仕事でいろんな国にいける。

私は元彼がダメ男に見えてしかたがなかった。 せめてもっとかっこよかったら・・・。

あと古い映画だから仕方ないと言えばそれまでだけど、不自然な場所が多々ありました。
雨も雪も1点から降っていたり、
あきらかに恋人同士が街を歩いているのではなく、何かに乗って動いていたり、いろいろと気になった。

ママの
「恋で死ぬなんて映画だけよ」
は名言ですね。
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