シェルブールの雨傘の作品情報・感想・評価

「シェルブールの雨傘」に投稿された感想・評価

「あなたは幸せ?」と聞かれて、「幸せだよ」と答えるものの曇る表情。カラフルで刺激的な映像とは真逆の、言葉に表せない喪失感が描かれていて好き。
フランス映画。
ララランドにオマージュされてる一作品、ときいて。

昔の映画ってあんまりな〜って期待せずに観たらものすごく画面が綺麗で、これは何度も観ることになりそう。
カラフルな街並み、綺麗な衣装がすばらしい。
出てくるコート何着かほしい、、

なぜこうも失恋話ばかり観てしまうのか

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ねぇ大人になるってこういうことなの?
「生活」をつむぐためにはこうならなきゃいけないの?

それなりの生活をするために、本当に愛したもの、追いかけた夢を諦めるくらいなら、僕は大人になんてなりたくない

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この先この道を辿らなければいけないと思うと怖すぎて、観終わった時に29歳の知り合いに泣きながら連絡をとった。そしたら彼が漱石の『それから』冒頭を送ってきてくれた。


『ララランド』や、私の好きな『キャロル』『アデル、ブルーは熱い色』と同じテーマだった。

あ、『ウェストサイドストーリー』も同じようなテーマか。
ジョン

ジョンの感想・評価

2.7
婚礼のシーンは見所
金髪にベロアのリボン、原色のワンピース可愛い建物、可愛い壁紙
フランスの街並み…
どのシーンも可愛くて、うっとり。

カトリーヌドヌーヴにもうっとり…
フランス映画はやっぱり、オシャレだな〜。

それにしても、ずーっと歌ってたなあ。

結ばれなかった2人だけど、それぞれが幸せそうだからよかった、、のかな🤔
小一郎

小一郎の感想・評価

4.1
YEBISU GARDEN CINEMAの特集上映「シネマ・アンシャンテ」で鑑賞。ジャック・ドゥミ監督作、“ヌーヴェル・ヴァーグの真珠”こと『ローラ』を見てググった際、後に続く『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』とあわせて「港町三部作」と呼ぶということを知り必ず見ようと思っていた。

台詞が全部歌というのが最大の特徴で、はじめのうちは違和感がないと言ったら嘘になるのだけれど、さすがは“ロマンチストにして天性の物語作家”のドゥミ監督、ストーリーに引き込まれ、演技が胸に響くようになってくる。

理想の愛と現実、切ない気持ちになるラスト。一見幸せに暮らしていても、心の中には過去の想いが残っている。戻りたくても戻れない悲しみに共感し、余韻に浸る。

場面に合った耳障り良い音楽は素晴らしいし、リアリティからは乖離する鮮やかな原色カラーもこの映画ならしっくりくる感じがする。1度見ただけでは、あまりピンと来なくても、何度か見てじわじわ来る作品という気がする。

「港町三部作」に関して言えば、青年ギイと傘屋の娘ジュリビエーブの恋人同士が、アルジェリア戦争によるギイの徴兵で2年間離れ離れになっている間に『ローラ』で恋に破れたローランが登場する。

愛だけでもお金だけでもない人生の複雑さ、もどかしさ、ジュリビエーブがギイに問う「幸せ?」という言葉…。ローランの心情も考えてしまうせいか、一層、感慨深い気がする。

●物語(50%×4.5):2.25
・切ないラストに感動する。

●演技、演出(30%×3.5):1.05
・やっぱり踊りが見たかった。

●画、音、音楽(20%×5.0):0.80
・音楽、最高。色も良い。
*ジャック・ドゥミ(監督)×ミシェル・ルグラン(音楽)作品デジタル・リマスター盤特集上映にて

ずっと観たかった今作を映画館で観られる!
平均月1〜2回しか映画館に行かない私が週2回も遠征をしたのだから、ドゥミ監督作品への意気込みをわかってもらえると思う。(本当は毎日通って4作全部制覇したかったくらい!)

水曜に"ロシュフォールの恋人たち"を観て幸せな気持ちになり(再レビューしたらあまりにたくさん頂いたコメントが消えてしまうので、興味のある方良かったら過去レビューに追記したのを読んでみて下さい)、2日と開けずに今作。
けれど、同じ監督でも少しテイストが違う。。

フランス北西部の港町シェルブールを舞台に、傘屋の娘で17歳のジュヌヴィエーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)と自動車整備工の20歳のギイ(ニーノ・カステルヌオーヴォ)の2人の若者の悲恋を描いた作品。
若くて周りが何も見えない頃の恋愛の絶頂、徴兵によって引き裂かれたの後のリアルな現実、そしてそれぞれの再生…が美しい映像と素晴らしい音楽にのせて紡ぎ出される。
オープニングの色とりどりの傘、カメラワークの斬新さが印象的。

唐突だけれど、中島みゆきの歌に"別れる人とわかっていれば初めから近寄りもしないのに"という歌詞のくだりがあって、昔から"果たしてそうなのかな?"と思っていた。
失恋は悲しいし、身も心もズタズタになるし、生活は荒れるし、、良い事ないように思うかもしれない。しかし、長〜い人生というものさしで測った時、本当にその人が好きで、幸せな時もあったのなら、
"あなたに会えてよかった"
"世界で一番素敵な恋をした"
と思うことはできないだろうか。
ずっと良い事しかないとしたら、自分がいかに幸せであるかに気づけなかったりするものだ。。
勿論、すぐには無理だろうけれども。
しかし、その為の試練というには辛すぎたのか…慰めを求めてお酒や娼婦に走る、打ちひしがれたギイの姿は見ていて心が痛む。
"いつかあいつの足元にビッグマネー叩きつけてやる、、、"と言いたくなるよな、と。ギイは言わないけど。

時代背景として50年ほど前の作品である。私の親世代にはまだ自由恋愛よりも家柄の釣り合った人とのお見合いや結婚は親の承諾を得て…という風潮が今よりもっと強かった。日本とフランスという違いはあれど、今より保守的であったのはいずれも同じだろう。親の為に、世間体の為に、安定した結婚を選ぶ事は少なくなかった。

また徴兵という物理的にどうしようもないギイ不在の中、精神的に不安定なジュヌヴィエーヌの元にタイミング良く現れた人物に気持ちが動いたとして、誰が彼女を責められようか。

初恋の人と祝福されて結ばれる幸運な人もいるだろう。しかし、そういうことは総じて稀なのではないかな。
誰もが脛に一つや二つ、触れられたくない傷を持っていて、その上に今の幸せがあるように思う。

ジュヌヴィエーヌ役のドヌーヴも魅力的だったけれど、個人的には静かな温かさを湛えたマドレーヌ役のエレン・ファルナーが好きだ。彼女がいて良かった。

誰もが誰かを傷つけようと思っている訳ではなくて、、でもうまくいかなくて。
きっとドゥミ監督は"運命の人というのがいるのではなく、運命とは自分自身で切り開いて作っていくものなんだ"と今作を通じて言いたかったのではないかと思ってみたりする。

帰りの電車の中で"今になってあなたの気持ち初めてわかるの、痛いほど。私だけ愛してたことを…"という歌詞がグルグルと頭の中を回り出し、涙が止まらなくなった。。




*最後にドヌーヴの言葉
「ジャック・ドゥミの世界は、
どれも外側は喜びに満ちているが、内部はメランコリックで悲しい。
全てを美しさや楽しさで覆って、私たちにそれを見せてくれるのです。」


第17回(1964年)カンヌ国際映画祭パルムドール受賞。
ずっと歌 ちょっと疲れる のれるんだけど ね
でー

でーの感想・評価

2.5
うるさい
Marrison

Marrisonの感想・評価

5.0
「台詞が全部、歌」にすぐ馴染んで、序盤から陶酔スイッチ入った私は涙が溢れて溢れて「ずっと終わらない映画であってほしい……」なんて早々願った。

そのあと主題歌が出てくるたびに、普通に泣いた。泣かずにいられなかった。
最後、妻と息子が交通事故で死んで夫へのXマスプレゼントの傘が一本残る、という結末を覚悟したりもした(けど、全然違った)。


「映画とは何か」「ミュージカルとは何か」「恋とは何か」「『人が生きる』とは何か」が、この映画においては完全に同じ問いだった。
この映画は「祈り」だった。
情緒ばかりか魂を震わされた私は、人間をもう一度好きになれそう。生きることももっと好きになれそう。
彩

彩の感想・評価

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雨が多くて、借りてみた
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