こと

ノルウェイの森のことのレビュー・感想・評価

ノルウェイの森(2010年製作の映画)
2.7
まず近代文学ならではのこの雰囲気、
容姿や話し方やその空間全てが時代を忠実に再現していた。

「私のことを覚えていて欲しいの、こうしてあなたの隣にいたことをずっと覚えていてくれる?」
人は誰かの記憶から完全に消えたとき完全な死を迎える。ワタナベが生きている限りずっとワタナベの記憶の中で生き続ける直子。そして喪失感と共に直子を生きさせるワタナベ。それが死は生の一部として存在していることなのかなーって思った。

ただ登場人物全員、寝ることに重きを置きすぎてなんか気持ち悪い感覚。
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