僕はジャックの邪な心です

HAZARD ハザードの僕はジャックの邪な心ですのレビュー・感想・評価

HAZARD ハザード(2002年製作の映画)
4.2
「眠すぎる日本、だけど眠れない日本」




退屈で刺激の無い平和すぎる日本に発狂した大学生のシンは自らアメリカ合衆国の底の底”ハザード”<ヤバイトコ>へと身を投じて行く、当然ながら日本から来たシンは英語が話せない、身寄りも無い、地域の悪いアンダーグラウンドで身ぐるみを剥がされたシンは空腹の中、店に入り万引きをするがある2人組みに絡まれる、カタコト日本語と英語を使い分けるクレイジー・メンなハーフ/リー、そしてアメリカに渡って来た元・大学生タケダ、彼らは日本人のよしみとして強盗を開始、そこから3人の日本人が仲間として絆を深め合い、アメリカ合衆国のアンダーグラウンドを日本人だけでは無くアジア人として中国マフィア等仲間を増やしている、敵を作る事より仲間を大切にする事、支え合って行かなければ生きては行けない、0から日本からアメリカに放り出された人間の行く末、そして日本にいた頃では無かった熱い友情をこの映画から学びました。

ちなみにキャラクターでは、リーが大好きです、いきがってるしチャラいけどムードメーカーはこのキャラクターしかいないと思わせられる、特に泣けたのは英語をシンに教える場面、詩人のように歌い上げシンのネイティヴとは程遠い英語の発音でもリーは絶対に笑わない、彼本人も小説を読みドラッグ入りアイスクリーム屋を営む所に知的さを感じられタケダがよりストレートバカなキャラクターとして引き立っていて、シンはいない弟を日本でウジウジしていた自分に置き換えて話したり。