『そして、私たちは愛に帰る』が割と好みで、実は3部作だったと後で知り、今回はこの作品で国際映画祭等で受賞し、ファティ・アキン監督の名を有名にした話題作なので鑑賞。
ちなみに監督企画三部作『愛、死、悪』は
第一作『愛より強く』
第二作『そして、私たちは愛に帰る』
第三作『消えた声が、その名を呼ぶ』(明日鑑賞予定)
テーマは"愛"
愛という文字も言葉も誰しもが簡単に扱うし、世の中に愛は溢れている。
がしかし、愛は人により表現方法は千差万別。どれが良くて悪いもない。どれが正解か不正解かでもない。
この作品は日本人の私達には理解し難いかな?国民性もあるし、宗教も絡むし、かなり感情が複雑で、馴染めないというか...
《あらすじ》
人生に絶望し自殺未遂を起こした中年男ジャイト(ビロル・ユーネル)は、病院で美しい娘シベル(シベル・ケキリ)に出会う。彼女は信仰心の厚い厳格な家庭から逃れるため、同じトルコ系ドイツ人ジャイトに偽装結婚を懇願する。結婚後、2人はそれぞれに情事を楽しんでいたが、ジャイトは次第に奔放なシベルに惹かれてゆく...
のっけから、ドラッグ、酒、暴力、暴言、sex、自殺未遂...血だらけシーン多し🩸
観てるだけでも疲弊して、途中で何度も止めようかな?と思った。
俳優陣も見た事ない人たちで、馴染みもなく...ヒロインは美しくてスタイル抜群(男性は彼女のお尻に絶対ヨダレ出るね)だったけど...
途中いくつかある激しい男女の営みは全くもって不快極まりない(これはラストの為の演出と最後に解るけど)その分、ラストの愛しみ方は◎
人生を散々な体験をしながら生きてきたジャイトが、本物の"愛"を知るまでって事なんでしょうね。
まーなかなか強烈なシーンか多いので好みは分かれるでしょう。
救いはジャイトの友人がとっても良い人でした。