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四川のうたのKSatのレビュー・感想・評価

四川のうた(2008年製作の映画)
4.0
ジャ・ジャンクーによるこれは、ドキュメンタリーか、フィクションか。
「ポルトガル、ここに誕生す」にあったビクトル・エリセの短編は、本作の影響下にあるのかもしれない。

ユー・リクウァイはデジタルの使い方が巧い。たいていの映画は、フィルムありき(あるいは、フィルムが理想)だが、この映画を観ていると、間違いなく、デジタルありきだ。

失われてゆく国営工場の姿は間違いなく現実のものだが、人々のインタビューは、ジョアン・チェンやリュウ・リーピン、果てには自分の奥さんら俳優が演じている。故に、ドラマチカルな効果が出て、それがあざとくもあるのだが、画面から目を離させないことに成功しているのは間違いない。
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