ほとんど会話らしい会話もなく、唐突にミュージカルが差し込まれて、西瓜の汁気のような男女の絡みが暑苦しい。唐突なお医者さんプレイwith西瓜のパフォーマンス。どんなアートだ?と冒頭から面食らう。
異常気象により干ばつに見舞われた夏の台湾。水や西瓜が飛ぶように売れる。気怠いを通り越して思考を奪うような夏。貯水槽も干上がりシャワーも出ない。
そんな中でAV撮影クルーはペットボトルに穴開けてシャワー代わりに、なけなしの水を掛けながら熱心に撮影に臨む。
20代前半くらいに撮った短編のような、衝動で作ったような青臭さ。思っていたような映画ではなかったものの、なんだかイメージがこびりつく感覚。
油で揚げると10倍くらいに膨らむ麺、軽く火事になってる事故映像が生々しくて良かった。