atagi

ランボー 最後の戦場のatagiのレビュー・感想・評価

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)
3.6
いわゆるエンタメアクション映画のグロい死に方が可愛く思える、これでもかというリアル描写。
地雷で弾け飛ぶ肉体、頭蓋骨を砕く銃弾、見せしめ、生首、レイプ、転がる死体に群がるハエ、
実際に世界のどこかでは起きている。けれども本当に人が人に対して行っているのかと疑ってしまうような描写の連続。

そんな悪夢の中、森にまみれて、ナイフと弓と知恵で闘うランボーは20年経っても健在。そしてラストは機関銃大暴れする姿は思わず待ってましたと言いたくなる。
にしても、機関銃の威力があんなに凄まじいとは。
そしてランボーの殺陣、この映像でみるとヒーローとはいえ殺しは決して美しいものではないことを痛感させられる。

ランボーは1の熱いドラマも2.3の脳筋エンタメもどちらも大好きだったが、今作の民族紛争のドキュメントの様なテイストには驚いた。
ここから10年、続編やるらしいが、やっぱり同じリアリティ思考で行くのかな…
個人的には1〜3の時の作風だと嬉しいんだがな…でもエンタメ枠はエクスペンダブルズがあるしな…
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