れでぃ夫

ランボー 最後の戦場のれでぃ夫のネタバレレビュー・内容・結末

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

新作のために旧作ランボーを一気見

僕がランボーシリーズに抱いていた、ランボーってこういうやつ?っていう漠然とした予想みたいなものが一番キレイに表れていて

ランボーはすでにキャラクター化されているわけだから
虐殺シーンとか敵を倒すシーンとか
やりすぎはよくないんじゃないか?という気持ちを吹っ飛ばしてくれる

丁寧に胸糞悪いことをしまくって、
丁寧に人体を損壊していく

見ていて気持ちがよい!

ランボーのことをなめて見るパートもえらい丁寧で
あーあ、その人いっちゃん強いのになぁーとずっと思わせてくれる

救出パートから大勝利パートまでが意外とさらっと進んだ印象
もう1回くらい困難があって、取って返したり、苦戦するシーンがあってもよかったかな?と思った
90分でまとめたにしてはかなり派手で、あと30分くらいあってもいいよ!!という気持ちです

悲しい戦争の記憶とともにあるランボー
冷戦は終わり、大国同士の大規模な戦争というものからは徐々に遠退いている昨今

ランボーもなんとか思い出さないように生活をしているけれど
いまだに偶然権力を手にしたバカどもが弱いものを虐殺している

今度は大国の思惑ではなく、ただ私利私欲のためだけに

そして、そんな現状も知らずに
理想だけで世界を変えられるという人たちも現れる

ランボーはそんな彼女の理念を信じて、
戦地に送り出すけれども
彼らを危険にさらしてしまう

そこに助けに行くランボー
結果として、壮大な殺しあいが起こってしまう

彼女の目には、悲しい歴史をもったランボーを再び戦場に連れ戻してしまったことへの後悔がにじんでいるようだった

ランボーはこの戦いに何を思ったのか
殺されそうになって、人を殺してしまった理想ある医師は最後は自分が助けられるままにならずに医療行為に従事する
そういう姿を見て、任せようと思ったのか
それとも、人民が立ち上がった姿を見て、人間の力を信じようとしたのか
はたまた、多くの人を殺してしまったが自分が救いたいと思った命を救えたからか
故郷の街に戻って、のどかな生活を送るのだ

最後、ランボーがなぜ故郷の街にもどろうと思ったのかは強く気になりました

最後の戦場が非常に面白かったので、最新作が楽しみです
れでぃ夫

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