りすん

極道の妻たち IIのりすんのネタバレレビュー・内容・結末

極道の妻たち II(1987年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

いやーひどかった。
一作目がそこそこ面白かった分、落差にガッカリ。

私の心境:
期待(かたせ梨乃と竹内力がいる!あの2人まだ頑張ってたんだ!喜)

怒り(2人とも別人として転生しとるやないかい怒 紛らわしいキャスティングすな怒)

虚無(え、何見せられてんだろ私…?韓国で?賭博?)

爆笑(もはやギャグやろこんなん笑)

まず今回の姐さんが全然憧れる要素無いのにガッカリ。腹が据わってないし、忠誠心も舎弟を守る母性もナシ。ただただ若いいい男に目移りしてフラフラするだけ。環さんのようにもっと岡倉の主人に一途であれ怒怒

次、前作であんなに引っ張ったかたせの両乳を序盤であっさりお披露目。毎度、お馴染みサービスシーンでござんす、じゃねーんだ。かたせの乳を何だと思ってやがる。この時の私はまだ前作の真琴だと思ってて、(真琴が体を張って組を守ろうとしてる…うっ…)と思ってた。

あと主題歌。和田アキ子ベストアルバムの中で特に嫌いだった曲「抱擁」!うわー!「古い日記」や「天使になれない」のムード歌謡特有のエモさもない、ただただダサいあのバラード曲。なんでこんな曲作っちゃったのって思ったらお前(極妻2)のせいか怒怒怒

そして恒例行事になりつつあるかたせ梨乃との情事中に起きる揉め事。わろた

なんかもう全体的にチープ。
前作の和製・ゴッドファーザーのような重厚感もなく、ただただオラついた人を描きたかったチンピラ映画。譲れない物とか義兄弟の仁義とか信念とか情念が伝わってこない。男女関係はただのエロいシーン出す口実作り。前作の「映画」っぽさから、「Vシネ」へ片足突っ込んだなって感じ。
もうⅢは見ないでもいいかな、と思った。
また五社英雄監督の描いた極妻のような「映画」に戻ってくれること、切に願っております。
りすん

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