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いちどは行きたい女風呂のtunicのレビュー・感想・評価

いちどは行きたい女風呂(1970年製作の映画)
4.0
超くだらない内容だし今の感覚では怒られる要素しかないけど最初から最後まで楽しかった。時は1970年。さすがの浜やんも昭和元禄カルチャーに影響されてしまったのかお馴染みの光夫刈りを捨てて長髪に。いったい何浪してんだか獣医志望のボンクラ坊ちゃんの設定。ヌードポスターだらけのマンションで飼ってるビーグル犬のゲバラ可愛い~。おなじく浪人生でピーターマックスに憧れるヒッピー前野さんとハーレー乗りの高校生沖雅也が通うのは代ゼミじゃなくて代々木国際予備校。今も変わらずある赤レンガの高架やセントラル青山、外苑前のピーコックなんかがちょくちょく映るの嬉しい。芝公園のヴォルガの内装あんな感じだったのかー。女風呂でもちろん裸のシーンはあるけれど、歌詞にあるようないじましい必死さはあまり感じられなくってわりと健康的。風呂屋の主人役のメガネは主題歌をうたう南雲修治さん。月亭可朝とひよこバー店主を足して二で割ったような風貌。
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