アァーーーーーー

トニー滝谷のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

トニー滝谷(2004年製作の映画)
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友人のススメで鑑賞。


開始10分で「んーーーー」
開始20分「なんかなぁ、、、なんだろなぁ、、、」
開始30分「あーー、消したくなってきたぁ。。あーーー」
開始40分「あ。もう無理かも。ダメフラグ完全に立った。」

..??
なんだろ。。
イッセー尾形も演技が悪い訳ではないし、宮沢りえも終始美しすぎるし、変に自然を意識しすぎてる部分以外は演技も上手い。。
音楽も坂本龍一の素晴らしいピアノソロで統一されている。
映像もデジタルなのに終始グレー調の目の粗い質感、凝ったテンポ感や描写、カメラワークも独特で評価に値するが、
とにかく脚本の中身が無さ過ぎてダメだし、
ナレーションのセリフを登場人物に言わせる部分とか、
部屋なのに壁をぶち壊して外を見せる様な造りにしてたりとか、
「一体なんの為に?」
「どういう効果を狙って?」
と終始頭にハテナがでる。

そう。
意味が感じられないのだ。

自分が尊敬する、フィルマークスで5点を取る様な映画は「既成概念の破壊」の裏に「強烈なアジテート」を感じれる。
そして「興奮が冷めやらない」し、「見てはいけないものを見てしまった」感や、「それを表現して良いのだ」と。
それを表現してしまった事で物の見方さえも変わってしまうのが本当の意味での芸術なんだと思っている自分にとって、


この映画は軽い。



あと、オレはメンヘラ映画が好きじゃない。


俺にこの映画を勧めてくれたその友人は女性で、
昔オレが「〇〇ちゃんて若干宮沢りえ入ってるよね」と言った事がある未婚の女性だ。

さて....
なんと感想を述べようか....
アァーーーーーー

アァーーーーーー