トニー滝谷の作品情報・感想・評価

「トニー滝谷」に投稿された感想・評価

じわじわ染み込む。
風が頬を撫でるように。
雨の湿気が服に染み込んでくるように。

雨だれのようなピアノと常に窓の外に存在する街の風景と主人公のバランスが、気になって最後まで観てしまった。

光のあたり方が柔らかくて、とても不思議に感じていたのだが、メイキングで、室内の風景を屋外で撮っていたことがわかり、へえっと思った。
この映画を自分に勧めた知り合いが、1ミリも横移動に言及せず、世界観ガーとか宣ってたのは逆に凄いと思った。
ちなみに自分は巷で言われる世界観って言葉の意味するところがよくわかってません。
RikaInada

RikaInadaの感想・評価

2.7
人って、、、って思いました。
淡々さがグッとくる。
Nakao

Nakaoの感想・評価

3.7
市川準監督作。

村上春樹の短編小説の映画化。

孤独に親しみ抱き生きてきたイラストレーターのトニー滝谷。ふと彼の人生に現れ、彼が愛し、消えていった妻。そして再びの孤独..

所謂村上春樹ワールドを描き切った佳作らしいけれど、いかんせん村上春樹は読まず嫌いだったのでその醍醐味は味わえず。
それでも、語り過ぎず走馬灯のように淡々と余白を生かした演出は流石市川準監督。

村上春樹ちゃんと読もう。

2019.6 50本目。
ここまで村上春樹氏の世界観を再現できるものなのか?!((((;゚Д゚)))))))

見たあとの余韻も素晴らしく、今日は仕事中に、ふと春樹ワールドに浸る瞬間すらありました。彼の作品の良さは、そういう余韻というか、読後感がとてもいいんですよね。

こうなったら、あとは羊男を実写で見たいですね。^_^

追記 省略の美学でしょうね。俳優まで少なく使ってますし(笑)
構図というのかな。低めのカメラで一枚の絵画のよう。そこも良かった。ほぼシルエット。
セリフも少なかった。役者に最小の演技しかさせてなかった。

春樹作品の入門用でなく、たくさん読んだ方が映像化されたものを見るなら向いてると思う。

更なる追記
私は今でもサンドイッチとビールを組み合わせてる!
石々原

石々原の感想・評価

4.0
消費社会に飲み込まれたように逝った妻の影。村上春樹のナルシシズムとアイロニーが非常によく表現されている。消費社会のリアルに絶望するか発起するか「選択」を感じるラストは上手い。
村上作品の映像化の手法としてまず正解な気がする。
雨降りを光だけで演出するのはちょっとメモ
Hiroha

Hirohaの感想・評価

4.2
宮沢りえってこんな声だったか?と違和感を覚えつつ、西島ボイスで淡々と語られるトニー滝谷の半生を、捲られるアルバムを眺めるように穏やかな気持ちで観た。見守った、と言う方がしっくりくるかもしれない。
寂しいことを特段寂しいとも捉えられないほど孤独な人生を送ってきた、むしろ選んできたトニー滝谷の人生に差した晴れ間が、皮肉にも彼に寂しさを教える結末になっていたけれど、鑑賞後は悲しいというよりも爽快な寂しさを感じた。
ファッション大好き人間なのでコロコロ変わる宮沢りえの服装が楽しかったな。後半登場するアルバイト役の宮沢りえが、山盛りの綺麗な服を見てワンワン泣く場面、とっても良かった。
saayo0222

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4.0
イッセーさんファンなだけだけど。
それだけで空気感よい。
もた

もたの感想・評価

3.2
長い短編。ほぼクローズアップなのが、セット撮影のみすぼらしい部分を隠す目的であるような気がして少し萎える。例外となる、服を着て泣くまでの広角長回しも中途半端に感じた。
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