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サスペリアのKのレビュー・感想・評価

サスペリア(1977年製作の映画)
3.4
有名な作品だから観ておこうと視聴開始。イタリアのホラー映画といえば『血ぬられた墓標』くらいしか観たことがない。バレエ名門校。主人公スージーを演じるジェシカ・ハーパーさんの顔面力が良い。バレエシーンは少なめ。校舎、部屋、照明…象徴的な赤。血はドロっと重めで朱色寄りの表現。“そう見える工夫”が伝わる画作り。全体的に撮り方がおしゃれ。虫…役者魂。ワイン。校長のいびき。盲導犬。どう見てもぬいぐるみでズルい(褒)。プール。緑の照明に変化。コイル材。本来なら笑ってしまいそうなシーンも音楽のおかげで怖い感じがする。ミステリー要素。「不幸の原因は鏡のひびでなく心のひびです」。ストーリーよりも映像で推進する系。最終的には格好いい映画に仕上がっていた。
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