SetsukoAzuma

北極のナヌーのSetsukoAzumaのレビュー・感想・評価

北極のナヌー(2007年製作の映画)
3.7
ホッキョクグマのナヌーとセイウチのシーラが生まれてから大人になるまでを描いた野生動物のドキュメンタリー。

とにかく白クマのベビー時代がかわいいので、それにつられて観たのですが、子供時代は短くて、結構すぐに大きくなっていきます。

セイウチはまあ小さいころからああいう感じで髭だらけなので、そんな子供っぽくはないのですが、あまり知らない生態を知ることができます。

お母さんだけじゃなくて、子守が付くとはね!

ちなみにホッキョクグマもセイウチも子育てにオスが全く関わらない種族で、母の愛が命綱であることは共通してました。

群れで生きる動物は、雄はいなくても協力してくれるメスがいるので安心ですが、単独の熊などはパンダもそうですが、やはり子育てが大変なので数が減ってしまうんですよね。

そのうちワンオペ育児が多い日本人もレッドリストに載るかもなあーと自然淘汰の仕組を冷静に受け止めている今日この頃。

ナヌーたちが、地球温暖化で氷が消えていく北極でなんとか生き延びて子孫をつないでいくのですが、この後どうなるか、がやはり心配です。

トランプ政権が交代できたので、今年はアメリカにもちゃんと環境対策を打ってもらいつつ、まずは自らの周りでできるところから温暖化対策、環境保全のための活動をより多く実践していこうと思った次第です。