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冒険者たちのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

冒険者たち(1967年製作の映画)
3.0
ロベール・アンリコ監督。アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ主演1967年作品。ジョゼ・ジョヴァンニの同名小説の映画化。それぞれの夢に破れた男2人・女1人の3人組が、共に宝探しの冒険へ旅立ち、財宝を得ようとした結果の悲愴な運命になる様を感傷的なタッチを交えつつ描いている。

フランソワ・ド・ルーベ作曲の口笛のテーマ曲なんて凄くご機嫌で印象的だし、アートな画もそこそこ観る事も出来る。しかしながらテンポよく練り上げられ洗練された構成の現代の映画に慣れてしまっているせいか、イマイチ乗り切れない。何だかテンポよくシンクロしていかない気がして歯痒いように感じてしまった。

先駆者のような要素は持っているかも知れないが、芸術やエンタメの世界は必ずしも先にやった方が上だとは限らないし、悪くはないけど今敢えて観る作品でもないかも知れない。
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