みんと

冒険者たちのみんとのレビュー・感想・評価

冒険者たち(1967年製作の映画)
4.2
好きなタイプの作品だった~

何者にも縛られず些か非現実的な設定が夢があって冒険心を刺激しワクワクした。
危険なシーンを除けば素敵な疑似体験と言った感じさえ、、、
何より色っぽいシーンが一切無いところが潔くて清々しい。

アラン・ドロン作品はその美し過ぎるが故、ストーリーよりも画力で持ってかれがち。勿論コチラも例に漏れずパイロットスタイルにキュンしない訳無いんだけど、今作では他の二人が負けずと素敵だった。

ジョアンナ・シムカスのアンニュイで掴みどころのない可愛らしさと美しさ、リノ・ヴァンチュラの味のある大人な魅力。
とても上手く絡み合ってた。

三角関係、恋愛、友情、冒険、別れ、、、
色々盛り込まれてる割に散らかってないし、むしろ全てにワクワク出来るちょっと大人なアドベンチャー作品とでも言えようか。スマートな恋愛、スマートな友情、そしてスマートな三角関係、と全て絶妙な距離感を保ち決してベタベタしてなくて観てて気持ち良い。
ずっと三人を見ていたいくらい。

そしてそして、最終的にはマヌーン(アラン・ドロン)じゃなくてローラン(リノ・ヴァンチュラ)にごっそり持ってかれた感が悲しい中にも心地良ささえ感じた。
みんと

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