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鮫肌男と桃尻女の一のレビュー・感想・評価

鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)
3.5
組織の金を横領した男と薄倖の境遇から家出を決行した女の逃走劇

どこか『狂い咲きサンダーロード』感があり、ハチャメチャでぶっ飛んでいながらも、しっかりロマンチックな気持ちにさせてくれる
さすがにバイオレンス描写は少し物足りなかったけど、コミカルに描かれつつ大胆なカットなどの映像・演出はスタイリッシュで、ガイ・リッチーやタランティーノを想起してしまうのもわかる

こういった作風の場合、鮮度が落ちると見るに堪えない残念なパターンもあるけど、本作は今観ても全然古臭さを感じさせないのスマートさを兼ね備えているのが良い

キャラクターそれぞれの個性が強すぎるのも好みは分かれるポイントかもしれないけど、個人的にはかなりツボ
浅野忠信はめちゃくちゃカッコいいし、我修院達也の存在感も癖になる

とにかく馬鹿馬鹿しくてオフビートな世界観と、常時テンション高めのコメディについていけるかどうかなので、好きな人はとことんはまれる作品だと思います☝🏻🔥

2020 自宅鑑賞 No.438 GEO
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