HarukaFukuda

ストレイト・ストーリーのHarukaFukudaのレビュー・感想・評価

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)
4.0
すごくあったかくて気持ちのいいロードムービーです。おじいちゃん映画好きにはぜひともこの一本。
トラクターに乗って目的地まで(その距離560km!)向かうおじいちゃんの実話が元となったお話なのですが、ストーリーも実にシンプルで、トラクターのようにゆっくりゆっくり進みます。のどかな景色とあったかい人々を映しながら。

しかし、このおじいちゃんの可愛さ故なのか、これだけゆったりしていて単調なのにちっとも眠たくならない!一瞬足りとも見逃したくない!
こんなお茶目なおじいちゃんが主役のほんわかストーリーかと思いきや、誰かと出会うたびにあふれてくる、笑顔の下に隠された悲しい過去や寂しい想い。それがとても愛らしい。そしてきちんとしまるのか不安だったラストも、ちゃんとストンと落ちてくれます。

これがかの鬼才デヴィッド・リンチの作品だというからおどろき。音楽も彼とタッグを組むアンジェロ・バタラメンティという方の製作なんですが、とてもいいんですよね〜。
ラストのバーのあたりからの映し方も好き。