LalaーMukuーMerry

愛と青春の旅だちのLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)
4.3
昔見て(少なくとも10年以上前)印象に残っている私の中の名作をもう一度シリーズ その3
          *
主題歌(Love Lifts Us Up Where We Belong)がとてもいい。この曲を聴くとこの作品のラストシーンを思いだす。
          *
1980年代初頭、アメリカ海軍の士官養成学校で航空隊パイロットの訓練を受ける将来のエリート候補たち。彼らを目当てに寄ってくる地元の女たち。主人公(リチャードギア)とその同僚の二つのカップルの恋の結末、その明暗の差があまりにも強烈だったので、今でも強く印象に残っている。女性経験値の浅かった当時の私には、いろんな事が学べた作品でした。若い時に見といてよかった。
          *
軍隊の訓練というのは半端ねえなと、驚いたのもよく覚えている。自衛隊の社会的認知度は、今とは比較にならないくらい低かったから、私の中に軍隊というものの具体的イメージはほとんどなかった。だから、あの鬼教官の罵詈雑言はホントに強烈だった。これが軍隊か、あの中に放り込まれたら間違いなく私はDOR (Dropout on Request)。最近見た「フルメタルジャケット」(1987)でも、同じような海兵隊の鬼教官が出てきたが、二つ並べてどっちが口汚いかと聞かれるとあっちになるのだろう。けれど、初めての印象の方がやはり強く残るようで、私にとって鬼教官といえば、この作品のフォーリー軍曹で決まり!