とむとむ

愛と青春の旅だちのとむとむのレビュー・感想・評価

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)
4.7
地味に原題が気になる。
An officer and a gentleman
womanとかじゃないのか。
邦題も見事だけど原題も魅力的。


トップガンと並ぶ傑作青春軍隊もの。
過去のトラウマを抱え、人を信頼できない主人公が教官や学友、それから恋人と関わる中で心を開き見事な成長を遂げる物語。本当にトップガンとそっくり。
でもこっちが先に作られてるのか。
青春ものとしてよく言えば王道、悪く言えばありきたりな話。
始終男からの目線で、話が展開される。今の時代はここまで偏ったのは撮れないと思う。ただ、男の素直な本音はこの映画に良く表現されていてすがすがしい。

一番印象に残っているのは、教官の鬼軍曹が卒業のときに上官となった教え子たちに敬礼するシーン。
最初はしごかれ、信頼を得て、見捨てられ、また認められて、対決し、最後は見送られる。
自分はまだ生徒の立場だがいつかは教官のようになれたらいいな。
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