ハレルヤ

地球最後の日のハレルヤのレビュー・感想・評価

地球最後の日(1951年製作の映画)
3.5
地球に惑星ベラスとザイラの2つが接近している事実が発覚。終末は避けられず、ロケットによるごくわずかな人数での地球脱出計画が進められる物語。

現代でいう「アルマゲドン」「ディープ・インパクト」の原型的な作品。実際「ディープ・インパクト」は本来本作のリメイク。それを発展させた形になります。

上記の作品なら接近する小惑星を破壊する計画で話は進みますが、本作はなんとロケットで移住するという驚きの計画。しかも接近してくるザイラに乗り込もうとするんだから更に驚き。  

時間が短いのでサクサクっと物語が進むから、あっという間にタイムリミット。地球が終わりそうという悲壮感がそれほど無かったですね。

そんな短い中でも最初は誰もこの事実を信じないというお約束や、ロケットの搭乗員を巡る一悶着。脱出と不時着までしっかりと描ききっています。

ザイラが接近した時に発生した津波での都市壊滅はミニチュアながらも流石な迫力。70年前の作品ですがかなり作り込んでいたと感じました。

現代の映画と比べると当然見劣りするところも多いですが、プロットは当時から固まっていますし、昔の映画でも見応えは感じられる作品だと思います。
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