芝生は緑の作品情報・感想・評価

「芝生は緑」に投稿された感想・評価

shogo

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3.0
無駄と思われるような会話が物語の余白となっていて、なかなか面白かった。

デボラ・カーの衣裳はクリスチャン・ディオール、ジーン・シモンズの衣裳はハーディ・エイミスが担当。ケーリー・グラントとロバート・ミッチャムの衣裳、とりわけブラックタイ姿は素晴らしかった。
Makiko

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3.4
不倫も描き方によってはコメディになる。前半1時間は退屈に思えたけど、ジーン・シモンズの登場で4人出揃ってからは盛り上がりが見られた。
電話のシーン、スプリットで2人ずつ、それぞれ同じ動きに同じ台詞とは…笑った!
映像で魅せるスタンリー・ドーネンだから、元が舞台の会話劇は勿体無いかな〜と思ったけど、綺麗なデボラ・カーを綺麗に撮ってくれてるのでヨシ!
全編ひたすら喋り続ける会話劇。元は舞台らしいので仕方ないが、これだけ貫くとは凄い。会話劇は苦手なので、本作も取り立てて楽しんだわけではない。が、ロバート・ミッチャムのコメディ演技、ジーン・シモンズの朗らか演技は新鮮だった。最も楽しいのはタイトルバックかも。‬
konchan

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3.0
衣装がディオール、デボラカーなど惹かれるものがあって鑑賞したけど、元は舞台劇なのかな?
台詞の応酬で少し疲れた。
こんな心の広い旦那様欲しいだろうね、皆んな。
Honoka

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3.5
The grass is always greener on the other side.
不倫ものなんだけど、ユーモアと皮肉あふれる会話劇になっていて面白かった。クスッと笑ってしまう。劇中での「手紙や花ではなく決闘を選ぶ」という台詞でどうしてもブリジットジョーンズの日記のダニエルの”Should I bring pistols or swords?”みたいな台詞を思い出す。

途中、デボラ・カーって、めぐりあいでもケイリー・グラントと共演してたじゃん!と思ったけどこの作品の方が先か。
lemmon

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3.0
アメリカの男とイギリスの男。どっちがよいか?

わかりやすくジェームズボンドのモデルとも評されたケイリーグラントが前者、タフガイだか優しさも合わせ持つミッチャムが後者。

堅物感のあるカーのコメディエンヌっぷりもよく、シモンズの壊れっぷりも面白い。

※この時代に流行ってたワイド画面なのがなんだか惜しい気がする本作。それを活かした場面もあるが。
Filmomo

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4.0

このレビューはネタバレを含みます

①「芝生は緑」という題名は、隣の庭の芝生の方が緑が濃く見える、隣人の方が良く見えるが、太陽の光が隣人の庭だけを照らすわけがない、得てして何でも他人のものの方が優れているような気になるものだという意味で、劇中ケーリー・グラントもこの言葉を言う。隣の芝生が良く見えたのは、グラントの妻デボラ・カーで、隣の芝生は、ロバート・ミッチャム。グラントは貴族で、代々引き継がれてきた大邸宅を観光客に公開して入場料を取っている。観光客に紛れてデボラ・カーの私室に入り込んだミッチャムは彼女に一目惚れする。ミッチャムもグラントに負けじ劣らずの石油王で、アメリカ人にしては教養もあり紳士然とした態度で、カーの心はよろめく。グラントはカーがミッチャムに惹かれたのを悟り、決闘で決着を付けることを目論む。今時決闘などという古風なものを持ち出し、妻の不倫にも紳士的態度で迎え撃つグラントのイギリス紳士と、好きになった女性が既婚者だろうが何だろうが、品良く強引に手に入れようとするアメリカ人紳士のギャップが描かれるが、実はこの2人隣の芝生同士だと皮肉るシーンがある。②グラントとカー共通の友人がジーン・シモンズ。グラントがロンドンのホテルにいるミッチャムに電話をかける場面で、スプリット・スクリーンが使われ、画面左にグラントとシモンズ、右にミッチャムとカーが映し出され、グラントがミッチャムを自宅に誘うのだか、男2人、女2人が全く同じ台詞同じ動きをするのだ。このシーンは白眉だ。こんな演出を閃いたスタンリー・ドーネンは流石!③この手の映画では、闖入者に日常を掻き回され、紆余曲折を経て元の鞘にというのが定石だが、本作もまた定石中の定石の展開だ。ハリウッドの作風がまもなくニューシネマによって様相が一変しようとする60年代のドラマーー特にこうしたコメディタッチのものーーは、観客の話題も評論家の観点も、取るに足らないものと見做してしまう傾向にある。しかし、職人たちの映画の作りを観ていると、「夫婦はオードブルじゃない、良いところどりは出来ない」と言った台詞や、言葉の取り違えから出るちぐはぐなやり取りの面白さや、的を得た演出など、今だからこそ落ち着いた映画鑑賞が堪能できて嬉しくなってしまう。
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