Canape

陽炎のCanapeのレビュー・感想・評価

陽炎(1991年製作の映画)
3.5
愛憎渦巻く料亭を巡る女胴師の任侠もの。蓋を開けたらすごいすごい。不知火おりんの「往生しなっせ!!」がもうかっこよすぎね。そのおりんが背中に菩薩の刺青いれた女胴師の樋口可南子(ソフトバンクCMのお母さん)で、かたせ梨乃とバッチバチ。あどけなさの残る本木雅弘。貫禄の無い白竜。天色の着物を脱ぎ捨て、水を入れた椀を肩にのせ、微動だにせず札を切る姿の睡蓮のような美しさ。仲代達矢の口から出た「俺は男として死に花だけは咲かせたよ。」とかの不意打ちも、この人だからありだと思っちゃうよ。しんみりしたところにドーンと現れるとてつもない大きさの赤い月とエンディグ曲の衝撃。色んな意味で新しい世界を見ました。
赤い玉の伝説/聖飢魔II 
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