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チャイナ・シンドロームのryodanのレビュー・感想・評価

チャイナ・シンドローム(1979年製作の映画)
5.0
2015-05-12

J・フォンダ&J・レモン主演。
一回高校生の時に見ったきり。当時の社会科の先生から、原発について授業を受けて。結構忘れている所がありましたね。劇中、ほぼ音楽が流れません。特に原発の中の操縦室。無音。無機質な計器がずらっと並んでいるだけ。エンディングのクレジットも無音。不気味です。一つの部品の人為的ミスにより、原子炉停止という事故が起こってしまう。1979年制作の作品なのに、さほど今も変わらない状況。考えてみれば、この当時の原発を、ターンキー契約で、福島に建設したんだっけ。まるで時が止まっている感じ。文字通り、この時から日本の原発事情はずっと止まったまま。もちろん、自分も原発については、事故が起こるまでは止まったままでした。「チャイナ・シンドローム」、メルトスルーして格納容器から溶け出し、地球の裏側の中国に届いてしまう。今、福島原発は全く状況が見えてきていません。メルトスルーしているのか。不気味です。作中、カメラマン役のM・ダグラス。なんとこの作品の制作も担当。「カッコーの巣の上で」といい、これといい、イイ目持ってますね。
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