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ゴジラのHKのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1984年製作の映画)
3.6
ゴジラ映画シリーズ第16作目、初代ゴジラのリブート版。前作の「メカゴジラの逆襲」から9年ぶりの作品である。監督は「さよならジュピター」の橋本幸治

個人的には、この映画に出てくるゴジラはちょっと可愛いと思う。時は最早バブル絶頂期で、都心にはあたり一面に超高層ビルが建てられている時代。体調が80メートルになりながらも、やはりゴジラが埋もれている。そんな感じがした。

この頃は、SF絶頂期でもあり、近未来の世界観に一番夢見ていて、尚且つ日本がナンバーワンの時代でもあったため、ゴジラというものもそんな日本に埋もれていたのかもしれない。シン・ゴジラのキャッチコピーで「虚構vs現実」というものがあるが、この時は現実が勝っていたのかな。ただし、そんな街並みをゴジラにぶっ壊してほしかった。

しかし、この時はサイボットゴジラというものを使っていたらしいのだが、もう着ぐるみのゴジラと全然顔つきが違うため顔がアップされた瞬間違和感しか感じなかった。

しかし、特撮面では、爆破の中野さんらしい激しい映像であった。しかし、ちょっと抑えめであるのが残念。久しぶりに平成ゴジラを見たため、盛り上がったから良かったけど。

スーパーX のデザインは、ある意味スタイリッシュ。悪く言えばがらんどう。もうちょっとごちゃごちゃついた角ばったデザインが好きな自分には物足りない。あんなちっぽけながらも真正面からズバババンってカドミウム弾を撃っていく様子は流石である。

しかし、ゴジラを生物的に捉え、渡り鳥の帰巣本能を利用して三原山に誘導するという作戦はとても斬新。こういう生物的なゴジラの新解釈というものがこの先の平成VSシリーズにおいても重要な役割になっていく。そう思うととても感慨深いと感じた。

しかしこの映画見ると、アメリカとかソ連とか嫌いになるね。あいつら普通に核兵器使おうとしてたし、その分総理の判断はかっこよかったと思う。

後のVSシリーズの先駆けとしてはいい駆け出しだったのかな。

三原山で沈むゴジラにはどこか哀愁があった。