タッくん弐

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちのタッくん弐のレビュー・感想・評価

3.6
誰だって一度や二度、冒険を望むのは必然、海の輩が自由の象徴に見えるのは時代の風潮か

だが敢えて問おう本当の自由とは一体如何様な事柄か、其れは環境、其れは時間、言葉にすれば沢山の意味合いを

もしこの映画に関して述べるのであれば矢張り“海”と云う存在は全く無視出来ない

小生にしても浅く狭い水槽の中の人生とは云え決して手の届かない永遠の憧れとして長く輝きの対象、青春の破片として君臨

浜辺に散乱した昆布でシバき合い、海月の死骸を投げつけ地元民に注意される、海の家で財布スリ被害遭遇

今年も夏が変わらずやって来る

それでも小生は何も覚えず何も出来ないまま只、市民プールではしゃぎ過ぎて鼻血出すに留まるんだ

悪魔の実なんて食べなくたっていい不死の呪いにとりつかれたいとも思わないいつだって真っ白になるまでドキドキしたいだけなんだ

大人になんかならないで、明日のことなど忘れて、変わってゆくあなたの姿

気温が上がる季節だからでも快晴の空の季節だからでもなく愉快な海賊時間だからずっと夏なのでは

ハートにひびが入るほど綺麗な海を探しに

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐