my映画館2009#9> やはり“28歳の革命”から通して見たかったってのが正直な感想。
そんな本作は前作から5年後のカストロへ当てた手紙から入り、ボリビアでの革命家としての姿を描くので、前作の様な高揚感はない。
そう、ソダーバーグ監督は前作から一貫して、ドラマチックに独り歩きしやすいチェ・ゲバラ像を地に足を着かせる様にシンプルに描くのがいいのだ。
そして、ゲバラは最期までブレない…自暴自棄な暴走もなく、生に必要以上に執着することもなく、それを見れたのが良かった。
ベルチオ・デル・トロ、本作では魂演と言える。