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チェ 39歳 別れの手紙のYYamadaのレビュー・感想・評価

チェ 39歳 別れの手紙(2008年製作の映画)
2.9
【連続鑑賞のススメ】チェ②
時間経過を飛び越え、物語を堪能できる。それが映画鑑賞の醍醐味。

〈見処〉
①連続鑑賞の覚悟
・一本の作品として製作されながら、上映時間への配慮から2作品に分割されただけあって、淡々と前作ラストから続行。
・無理に連続鑑賞する必要性はないかもしれないが、本作は覚悟をもって、続けて見なければ、鑑賞を終えることは出来ないほど、敷居は高い。
・前作同様にゲハラ信者または、余程の苦行チャレンジをしたい方以外はお勧めしない。
・娯楽性は前作よりも少なく、迎合的な見処は「カメオ出演のマット・デイモンを探せ!」くらいだろう。

②キューバ以降のゲハラ伝
・革命成立したキューバにて国立銀行頭取の要職に着いたゲハラであったが、彼の心情「永遠の闘争」のために、1966年にキューバの妻子に別れを告げ、南米の最貧国てボリビアにてゲリラ活動を再開。
・キューバの元同志のカストロは、ゲバラの消息を探り、支援物資を届ける努力を続けるが、ゲバラは潜在を消し偽名にて戦い続ける。
・ゲバラがボリビアに入って340日目となる1967年10月9日、仲間の裏切りにより、銃殺刑に処された。

③『39歳 別れの手紙』
・本作の邦題。
・本作の冒頭は1965年のキューバ、カストロ将軍は市民に対して、彼宛のゲバラの手紙を公開した。
・ゲバラは党の幹部の地位を捨て、貧民国での革命闘争を目指すために別離する内容だが、本パートが本作でもっともドラマティックな内容になっている。
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