てつじ

青べか物語のてつじのレビュー・感想・評価

青べか物語(1962年製作の映画)
4.6
川島雄三監督の信奉者から絶大な支持を受けていた"幻の名作"。埋め立て前の浦安をモデルに、山本周五郎が架空の漁師町"浦粕"として書き上げた私小説の映画化。下世話な欲望剥き出しのエネルギッシュなバイタリティ、気炎とまくし立てる啖呵の凄まじさ。ハンパない熱量の人間讃歌の傑作!葦繁る迷路のような水路を往き来するべか(小舟)の浦安幻風景。
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