ぴろぴろ

野性の夜にのぴろぴろのレビュー・感想・評価

野性の夜に(1992年製作の映画)
3.4
備忘録
レンタルビデオ

主人公の男はバイセクシュアルで、エイズキャリア。 ある少女と出会い、彼はエイズであることを告白できないまま深い関係に。 その後、自分はエイズだと告白したもんだから、彼女はパニックを起こすが、最後は愛が勝つ…
みたいなお話だった。 映画監督、小説家、歌手でもあった主演のシリル・コラールは、 実際エイズで亡くなっている。 フランス本国で大絶賛を浴び、相手役のロマーヌ・ボーランジェが来日して宮沢りえと対談した番組を見て、興味を持ちレンタルビデオで観た。
彼がエイズで亡くなっている現実を思うと、演じている間どんな想いだったのだろうと切なくなる。 演出が生々しいというか、エイズを隠して(←言えなかったんだけど、嫌われたくなくて)関係を持ったり、女の子の方もコンドームを拒否する場面があったり (←好きだから、私は大丈夫 的な)
はっ⁇ な部分もあり、ジュテームの国は情熱的すぎてよう分からん、と諸手を挙げて絶賛は出来なかった。 フランスほど、日本でそんなに反響があったか覚えていないけど 宮沢りえは絶賛していた。 ただ あの当時、今から25年くらい前の作品で、フレディ・マーキュリーもエイズで亡くなったりした後で、『フィラデルフィア』しかり、センセーショナルな映画だったのは間違いない。
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