スタジオジブリと高畑勲監督が送る
痛快コメディー？
監督が宮崎駿じゃないだけでこんなに作品の印象が変わるもんなのかと、逆に言えば
宮崎駿がどれだけ癖がある監督なのかが
よくわかる。
幼少期に何回も観た作品なのにもかかわらず時間を置いてから観るとまた違う印象を受けた、ということはどれだけ作り込まれている作品なのだとも思った。
あいつらは「あいつらは（人間は）狸だったんだ」っていうこのセリフの重み
どれだけ人間の業が深いのかがよく分かる
セリフである。
うーん、子供の頃に観た時は狸達の人間に対する憎しみや怒りがそんなに伝わってこなかったしただただ映像の力強さに圧倒されてたけど今なら何となくそこはわかる。
コメディー調にすることによって変に
上から目線でもなくマイルドに観客に伝える感じとかも素晴らしい。
タヌキだってがんばってるんだよォ
そんな映画。
