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平成狸合戦ぽんぽこのmakoのレビュー・感想・評価

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)
4.0
4月に金曜ロードSHOWで放送されていたので録画してました。やっと鑑賞。

以前に何度か観てたはずですがあまり覚えてなくて。それに以前は楽しく観てたような気がしますが観直すと考えさせられました。
少し前に岡田斗司夫さんの解説を聴いていたのでそこを踏まえて観ました。

冒頭の歌
♫たぬきさん たぬきさん あそぼじゃないか
いま ごはんの まっさいちゅう
おかずはなあに
うめぼし こうこ(漬物のこと)
ひときれ ちょうだい
あら あんた ちょっと ガッつきね

この歌がこの物語を表しているそうです。

平和に暮らしていた狸たちの山が、宅地開発のため森が切り崩されることに。

これは歌の部分の“ひときれ ちょうだい あら あんた ちょっと ガッつきね”に当たるんですね。上手くできてます。

人間は他の動物のことなんて考えてない。自分たちのことしか考えず、傲慢ですね。
共生できればいいのに。なんだか動物たちに謝りたい気持ちになりました。

でも楽しい部分もあり、そこは笑えたりしました♪
狸たちが変化(へんげ)の修練を積んだり、それを実践したり、人間に復讐するために力を合わせて立ち向かう姿に人間の私は応援してました。

遊び心も取り入れられていました。
妖怪パレードを行うことになり龍に変化していく所でしゃぼん玉の中にトトロがいたり、魔女の宅急便のキキがほうきに乗っていたりジブリのキャラクターが小さく出演してました•̀.̫•́✧

メッセージ性のある映画で楽しめました。終盤切なくて泣きそうになりました。
改めて観直すのもいいですね。


2019 #78
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